# 片頭痛日記：何を記録し、何を省くか — 続けるための12の習慣

片頭痛日記は、診察に持っていけるもののなかで最も役に立ちます。そして、多くの人が三週間ほどで 静かにやめてしまうものでもあります。ここでは、本当に記録する価値があるもの、省いてよいもの、そして肝心な数か月を 乗り切るための習慣をまとめます。

最終更新：2026年7月 · 一般的な情報であり、医療上の助言ではありません

## 手間をかける価値がある理由

問題は記憶です。つらい月のあとに残るのは「いちばんひどかった発作」であって、「何回あったか」ではありません。 先月の頭痛日数を尋ねると、たいていどちらかの方向にずれた答えが返ってきます。日記は、その印象を数字に置き換え ます。

その数字に、三つの判断がかかっています。どれも記憶では答えられません。

- **実際に何が起きているのか。**反復性片頭痛と慢性片頭痛を分ける臨床上の一般的な線引きは、 3か月を超えて月に15日以上の頭痛があり、そのうち少なくとも8日に片頭痛の特徴があること、とされています。 これは数える問題です。

- **予防薬を始める価値があるか** — そして始めたあと、効いているか。予防治療は数か月にわたる 頻度と重さで判断されます。その基準となる「開始前の状態」は、始める前に書き留めていなければ存在しません。

- **急性期治療薬が問題の一部になっていないか。**これはほぼ誰も自力では気づけません。一回一回の 服用は、それだけ見ればいつも正当に思えるからです。

日記があるかないかは、10分の診察をこの3か月の再構成に費やすか、次に何をするかの決定に費やすかの違いでも あります。

## 最低限、意味のある記録

5項目です。ほかに何も書かないとしても、これだけは書いてください。

|  |  |
|---|---|
| いつ始まったか | 時刻。「火曜だったと思う」では足りません。 |
| どこまで強くなったか | 痛みのピークを1〜10で。大きく変われば、あとでもう一度。 |
| 何をいつ飲んだか | 薬・量・時刻。最初の一回だけでなく、すべての服用を。 |
| 効いたかどうか | 効いた／部分的／効果なし。服用ごとに評価します。 |
| いつ終わったか | いちばん飛ばされる項目であり、持続時間がわかる唯一の項目です。 |

10秒で終わる記録は、発作の最中でも残せます。14項目ある記録は飛ばされます。そして抜けた記録は、大まかな記録 より悪い結果になります。日記の空白は、あとから見る人 — 自分自身を含めて — には「調子のよかった日」に見えるから です。

## 書かなくてよいこと

たくさん記録することが、よい記録ではありません。むしろ意図的に外したほうがよいものがあります。

- **誘因の「断定」。**赤ワインを飲んだ、とは書く。赤ワインのせいだ、とは書かない。強い食欲や 食の好みの変化は前駆症状（予兆期）の一部です。手を伸ばした「誘因」のほうが、すでに始まっていた発作の初期症状 だった可能性があります。

- **毎日の気分・ストレスの点数づけ**。主治医から明確に求められた場合を除きます。手間がかかり、 あとから振り返ると当てにならず、判断を変えることはめったにありません。

- **詳細な食事記録。**何週間分の食事からきれいな関連が出ることはごくまれで、食べること自体を 監視に変えてしまいます。特定の疑いがあるなら、その一つだけを試してください。

- **発作と発作のあいだに日記を開かせるもの全般。**自分の症状を絶えず点検させる日記は害になり ます。その過覚醒（過度の警戒）自体が、慢性痛を強めることが知られています。

どの項目にも同じ基準が使えます。これは、自分か主治医が下す判断を変えうるか？ 変えないなら、見返り のない作業です。

## 日記を続かせる12の習慣

挫折するのは最初の一週間ではありません。5週目、調子の悪い時期の真っただ中 — 記録がいちばんつらく、データが いちばん重要な時期です。以下は、その週を生き延びるための実際的な工夫です。

### 1. まず開始を押し、説明はあとで

発作中にしなければならないのは「始まった」と記すことだけです。症状も、疑わしい誘因も、メモも、画面をまた見られる ようになってから埋められます。発作の開始時点で詳細を要求する日記は、最も必要なときにこそ放棄されます。

### 2. フォームではなく、ワンタップに

何を使うにせよ、「いま発作が始まった」を何もない状態から1操作にしてください — ホーム画面、ウィジェット、または Siriへのひと言。それ以上かかるなら、あとから記憶に頼って入力することになり、その「あとで」で正確さが失われます。

### 3. 開始だけでなく、終了も記録する

持続時間は臨床的に意味があります。治療しない片頭痛発作は通常4〜72時間続き、自分がその幅のどこに位置するかは、 何が効いているかを示します。日記上で発作を終えておくことは、2日間の片頭痛が2回の発作として数えられるのを防ぐこと にもなります。

### 4. 服用は一回ごとに記録し、一回ごとに評価する

長い発作には、2回目の服用も、頓用の追加も、午前3時に飲んだ何かもあります。「スマトリプタン」と一度書くだけでは、 それが全部消えます。服用ごとに「効いた・部分的・効果なし」を残すことが、やがて次の問いに答えます — この薬は自分に 効くのか、それとも早く飲んだときだけ効くのか。

### 5. 錠数ではなく、服用「日数」を数える

薬物乱用頭痛は錠数ではなく、月あたりの日数で定義されます。おおまかには、トリプタン・エルゴタミン製剤・オピオイド・ 配合鎮痛薬では月に10日以上、単一成分の鎮痛薬では月に15日以上が3か月を超えて続く場合です。1日に2錠飲んでも1日は 1日です。月ごとの服用日数カウンターは日記が示せる最も価値ある数字であり、頭の中で管理するのはほぼ不可能です。

### 6. 痛みだけでなく、前駆症状も書く

あくび、首のこわばり、気分の変化、無性に何かが食べたくなる、異常な喉の渇き、頻尿などは、頭痛の数時間前から 2日ほど前に現れることがあります。これを記録すると二つの効果があります。自分の予兆パターンがわかること、そして 急性期治療薬は早く飲むほうが一般に効きやすいため、飲む価値のある時間帯が広がることです。

### 7. 誘因は「印」として書き、「原因」としては書かない

あったことだけを記録し、数十回の発作を通じてパターン自身に語らせてください。単発の発作から導いた誘因の断定は、 数えてみるとたいてい残りません。前述の前駆症状の問題があり、また赤ワインに気づくのは片頭痛が起きた晩だけだから です。

### 8. 睡眠は「時間」ではなく「規則性」で追う

片頭痛で問題になりやすいのは、睡眠時間そのものより不規則さ — 週末の寝だめ、出発前夜の短い睡眠 — です。就寝時刻と 起床時刻のほうが合計時間より多くを語ります。スマートフォンや腕時計がすでに睡眠を記録しているなら、入力せずに 埋めさせてください。

### 9. 「実際に効いたこと」の短いリストを持つ

暗い部屋、後頸部を冷やす、横になる、カフェイン、眠ること、最初の30分以内に飲む特定の薬。たいていの人には確実に 楽になる方法が3つ4つあり、そして毎回ゼロから思い出し直しています。書いておけば、それは痛みが8のとき — 考える余裕が ないとき — にそのまま実行できる手順になります。

### 10. 背景データは自動で取らせる

気圧、睡眠、月経周期日。これらが発作の開始時に自動で紐づくなら、手間はゼロで数か月分が手に入ります。入力が必要 なら、続くのは2週間です。悪い月を無傷で越えられるのは、自動で記録される項目だけです。

### 11. 何もなかった日も見えるようにする

空白の日記はあいまいです。「発作がなかった」のか「やめた」のか区別がつきません。発作の有無にかかわらず全日を 表示する月表示なら、そのあいまいさが消えます。説明なしで医師に見せられる画面は、これだけです。

### 12. すでにある習慣に記録をくっつける

前日の発作を書き足す作業は、すでにある習慣 — 歯を磨く、スマートフォンを充電器につなぐ — に紐づけるといちばん 続きます。毎日の通知ではありません。通知は最も具合の悪い日に消されます。つまり、その記録がいちばん意味を持った日 にです。

### この12の習慣を前提に作られた日記

Throbはまさにこのために作られています。ワンタップで発作を開始でき、痛みが8でも操作できる暗室モードの画面、 発作中ではなく後から書き足す設計、時間経過の痛みカーブ、服用ごとの薬剤記録と急性期治療薬の月間服用日数カウンター、 そしてMIDASを含む1ページの受診用レポートPDF。気圧と睡眠は発作の開始時に自動で紐づきます。

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## 自分のデータを、思い込まずに読む

数か月分たまると、答えを見つけたくなります。いくつかの歯止めを。

- **同時に起きたことは、原因ではありません。**「直近10回の発作のうち7回は睡眠が悪かった翌日 だった」は本物の観察です。しかし証明ではなく、矢印が逆を向いている可能性もあります。

- **「何も起きなかった回」も数える。**重要なのは、疑わしい要因が発作の前に何回あったかではなく、 それがあったのに何も起きなかったのが何回かです。この半分を自発的に記録する人はほとんどいません。だからこそ、 正直に集計するとたいていお気に入りの仮説はしぼみます。

- **少ない数字は堂々と嘘をつく。**4回の発作は逸話です。行動を変えるに足るパターンには、数十件の 記録と、たいていは数か月が必要です。

- **試すのは一度に一つだけ、意図的に、できれば主治医と一緒に。**疑わしいもの5つを同時にやめても、 生活が狭くなったこと以外は何もわかりません。

## 日記を、よりよい診察に変える

診察の時間は短いものです。物語ではなく、数字を持って行きましょう。

- **直近3か月の月あたり頭痛日数**と、そのうち片頭痛らしかった日数。

- **薬剤ごとの月あたり急性期治療薬の服用日数** — 習慣5の数字です。

- **典型的な持続時間と最長の持続時間**、および通常のピーク時の強さ。

- **これまで試したこと** — 用量、期間、そして結果。

- **生活への支障の指標。**MIDASは、直近3か月に頭痛のせいで仕事や学業・家事・社会生活や余暇の面で 失われた日数についての5つの質問です。1分で答えられ、広く使われており、「つらかった」を治療方針の裏づけになる 数字に変えてくれます。

1枚で十分です。直近3か月のカレンダー、上の数字、そして薬のリスト。これは全記録を並べた表計算より役に立ちます。 表計算のほうは、診察中に誰も読みません。

### それが日記の記録ではなく、受診すべき頭痛であるとき

記録ではなく、すぐに評価が必要な頭痛があります。次のような場合は速やかに医療機関を 受診してください。

- 数秒から1分以内に最大の強さに達する頭痛（雷鳴頭痛）、または人生で最悪の頭痛

- 発熱・首のこわばり・発疹・意識のもうろうを伴う頭痛

- 脱力・しびれ・言葉が出にくい・視力低下を伴う頭痛。とくに新規のもの、片側のもの、前兆のように消えていかない もの

- 頭部を打ったあとの頭痛

- 50歳を過ぎてから新たに現れた、または明らかに変化した頭痛。妊娠中、免疫抑制状態、がんの既往がある場合も 同様

- 横になったとき、いきんだとき、咳をしたときに決まって悪化する頭痛

これで全部ではありません。頭痛が怖いと感じたとき、いつもの頭痛と違うと 感じたときは、受診してください。

## よくある質問

### 片頭痛日記には何を書けばよいですか？

最低限、発作がいつ始まったか、どこまで強くなったか、何をいつ飲んだか、効いたか、いつ終わったかです。症状、 疑わしい誘因、痛みの部位は有用な追加項目ですが、発作の最中ではなく、終わってから書き足してください。

### どのくらい続ければ役に立ちますか？

およそ3か月です。主要な臨床的な問いはその期間で組み立てられています — 慢性片頭痛か反復性か、薬物乱用の閾値、 MIDASのいずれもおおむね3か月を基準にしています。1か月分は会話を始めるには十分ですが、結論を出すには足りません。

### 片頭痛日記はアプリでなければいけませんか？

いいえ。紙でも機能しますし、実際に続く紙の日記は、開かないアプリより優れています。アプリが加えるのは、自動的な 時刻記録、頭の中では管理できない累計（とくに急性期治療薬の服用日数）、気圧や睡眠といった自動で付く背景情報、 そして書き写さずにそのまま渡せるレポートです。

### 日記で自分の誘因はわかりますか？

わかることもありますが、期待されるほど多くはありません。日記が確実なのは、発作の回数・薬の使用・持続時間を 数えることです。誘因の特定は本当に難しく、前駆症状が誘因に見えてしまうこと、そして疑わしいものに気づくのは発作が 起きた日だけであることが理由です。見えたパターンは結論ではなく、検証すべき仮説として扱ってください。

### MIDASとは何ですか？

Migraine Disability Assessment（片頭痛障害評価）です。直近3か月に頭痛のせいで仕事や学業、家事、社会生活や 余暇で失われた日数についての5つの質問からなり、点数と重症度のグレードが出ます。医療者が影響の大きさを把握する 標準的な方法の一つです。

### 何日から慢性片頭痛と呼ばれますか？

一般的な定義は、3か月を超えて月に15日以上の頭痛があり、そのうち少なくとも8日に片頭痛の特徴があることです。 診断は医師が行いますが、その根拠となる日数は日記から出てくるほかありません。
